戦場 |
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缶詰の戦場 |
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缶詰が日夜戦っているのをご存知ですか?皆さんの良く知っている場所で毎日必死の思いで戦っているのです。そこはまさに戦場!時にはアルバイトのお姉さんの援軍もあるのですが、普段は狭い場所で顔をしっかり前に向けて・・・そう!缶詰の戦場はスーパーやデパートの陳列棚です。夜は寂しいかな? 皆さんは週に何回スーパーに行きますか?毎日?それともチラシを見て特売日だけ?う~ん、確かに缶詰も3缶で○○円とか、特売商品というのもあるんですけど、缶詰ってけっこう定番商品が売れ筋なんです。スーパーのバイヤーさんが定番商品を切らしたら大目玉ですよね。そしてそれらは大体同じ位置に置かれて不動の地位を得ているんです。 缶詰の戦場(売り場)を三つ考えてみましょう。一つは定番商品の場所でちょうど皆さんの目線の高さにあります。ポスターなんかは目線よりちょっと高めのほうがアピールするのですが、陳列棚の場合は手の届く距離ですから大体目線の高さです。 ここで重要な問題があります。缶詰は大きさが規格で決まっています。大きさの似通った缶詰がお行儀よく並びます。しかも、スーパーは多くの種類を並べたいから棚の高さをぎりぎりまで詰めて、缶詰をぴったりと並べます。ですから、私達は缶詰の横顔しか見られないんです。まあ売り場によっては、同じ缶詰を重ねてボリューム感を出しさらに横にも同じ缶詰を並べているところもあります。この並べ方は棚が埋まっているときは圧倒的にいいです。 缶詰だけではないですが、商品にはフェイスと呼ばれる、文字通り顔があります。商品のイメージを決めるパッケージはこのフェイスが命!缶詰たちは、狭い陳列棚からこのフェイスを愛嬌いっぱいに振りまいて皆さんに「見て見て!」って言っています。品出しの人やバイヤーさん、それにメーカーの営業の人なんかは必ず棚を廻りながら缶詰のフェイスを前に出して行きます。 では新商品はどうでしょう?これは、ちょっと工夫がいります。そう、フェイスだけでは駄目なんです。みなさんに手に取ってもらいたい。「私をさわって!」って呼びかけているのです。だから、棚でも上の方、目線よりちょっと高くなりますが、棚の上が空いていて取り出しやすい位置にあるんです。特に最近は缶の上蓋にも印刷が出来るようになってきたり、プレス缶が多く、手にとってもらえたらアピール度は抜群です。品出しさんによってはわざと上蓋を見えるように横にして置いたりもしてくれちゃって。缶詰冥利につきるというものです。 さて、三つ目の戦場といえば、エンドと言われるところ。これは棚の端の側面にもう一つ棚をつけた所です。通路になっている陳列棚なら前からしか見られませんが、ここは横からも見られる特等席です。ここには、特売品も並びますが、季節商品など、特にアピールしたい商品をグット見せる所。エンドに並ぶ缶詰は差別化された特徴のある商品か、高級品が置かれることが多いんです。どうです?早速スーパーに行きたくなったしょう?見てきてくださいね。 さて、缶詰戦士の応援団はアルバイトのお姉さんや品出しのお兄さんばかりではありません。 実は、私、隠れ応援団なんです。どうするかって? それは、スーパーの陳列棚で缶詰を手にとって眺めるのです。棚の前で立ち止まり、何か探している様子で目当ての缶詰の周りを見回します。もちろん、横目で他のお客さんがいることを感じながら。次はお目当ての缶詰を手にとり、しばらくパッケージを見て、時には読んだりします。そして、お客さんが近づいてきたり、ちょっと通りすぎて立ち止まったのを確認したら、後ろ髪引かれるようなオーラを出しながら棚に戻すのです。う~ん演技入ってます。 そしてその場をおもむろに、ゆっくりと離れ、さっきのお客さんを観察するのです。 ここからが最大の山場。お客さんに強烈に「買って!」っていう念力を送ります。場合によっては少し近づいたりもします。これで、そのお客さんは籠に私の缶詰を入れること必至。「お買い上げ有難うございます。」です。この醍醐味、スリルと興奮はたまりません。 もちろん、その後棚に戻り、次に控えている缶詰を前に出しておくというフォローを忘れません。 私って変ですか? ちなみに、お昼前や夕方のスーパーでやってはいけません。成功率の問題ではなく、他のお客さんに迷惑がかかるからです。あっでも、昼下がりのデパ地下はよだれが出るくらいいいかも?やっぱり変ですね。 |
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