水産学校 |
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缶詰の学校 |
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缶詰をさまざまな角度からご紹介していますが、缶詰を作りたい、缶詰に関わって仕事をしてみたいと思ったらどうしたらよいでしょうか。 缶詰に関わる仕事は沢山あります。スーパーで缶詰を販売する。デザイン会社に就職して缶詰のパッケージデザインを企画する。金属会社や塗料の会社、製缶会社で新しい缶詰素材を開発するのも重要な関わりです。 でも、なんといっても、缶詰に関わる最高の楽しみは缶詰会社で缶詰を作ることです。食品に関する先端技術と商品を開発する楽しみ、なにより美味しいものを作り消費者に届ける喜びがそこにはあります。 もし、缶詰製造に携わりたい、缶詰会社に勤めたいと考えたら、先ず学校で技術を学びましょう。水産高校や水産大学で食品の加工製造を勉強します。日本各地にある水産高校はそれぞれ地域の漁業に関連したカリキュラムを用意して、とてもユニークです。缶詰は、食品製造課などの授業で、加工、食品衛生などの授業とともに製造実習をします。 水産高校の缶詰実習で有名なのは、鮭の中骨(さけのなかぼね)缶詰です。岩手県の宮古水産高等学校の教諭だった中嶋哲(さとし)さんが実習の中で廃棄される鮭の中骨に注目して生徒達と1986年(昭和61)11月5日に世界で初めて鮭の中骨だけをつめた缶詰を開発しました。その後、1992年(平成4)7月、宮古漁業協同組合が元祖“さけの中骨”水煮缶詰を発売し、現在では多くのメーカーが中骨缶詰を作っています。 宮古水産高校の生徒さん達はきっと誇らしい思いをしたことと思いますし、その気持ちは今も消えていないはずです。作る喜びは人の心に残ります。スーパーで缶詰を見るたびに自分達が作ったんだという思いが勲章となって、今は大人になった生徒達を応援していることと思います。 全国の水産学校では宮古と同様、生徒の熱気ある缶詰実習が行われています。その中から新たな可能性を持つ缶詰が生まれて、生徒たちにエールをおくっていることでしょう。 右の写真は新潟県の能生町にある新潟県立海洋高等学校の古い写真です。この学校は、明治31年新潟県西頸城郡能生町立尋常高等小学校で片田久冶郎校長が水産に関する授業を開始したのを始まりとし、全国でも屈指の水産学校です。 戦後の昭和23年に新潟県立能生水産高等学校となり、平成5年には現在の新潟県立海洋高等学校と名前もかわり、能生町も2005年(平成17)に糸魚川市に合併されました。 でも、能生町、能生水という名前は、水産関係者や缶詰業界の人間にとっては輝いていて、能生水といえば一目置かれる学校なのです。 水産学校は全国から生徒が集まりますので、生徒の多くは寄宿生活や下宿生活を行い、自ずと礼儀や協調、責任といった大切なことを学びますが、授業の外でも、伝統のカッターレースや騎馬戦では、団結した若いパワーが炸裂します。 「グルメ缶詰」にお立ち寄りいただいた若い皆さんが、缶詰製造に興味をもってくださり、自分にあった水産学校を見つけてくださることを願っています。 多くの学生が水産学校で思いっきり勉強して、自分の未来に希望を持ち、社会に出て美味しい缶詰作りに携わってくれることを心から願っています。缶詰応援団長である私の願いです。 |
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