リサイクル

缶詰のリサイクル


缶詰はリサイクルの優等生です
経済性が高く環境に優しい缶詰のリサイクル
リサイクルの優等生

わたしたちは、たくさんの缶詰を消費していますが、空き缶のリサイクル率をご紹介しましょう。


現在全国の98%の自治体が分別回収を実施していて、スチール缶が87%、アルミ缶が86%(平成16年)も回収・再生(リサイクル)されています。でも、まだまだ消費者の持つ缶詰への不満の中に、「ゴミの分別がめんどう」というのが30%もあるそうです。せっかく美味しく食べさせてもらったのですから、最後まで楽しんでみてはいかがですか。上手にゴミに出しリサイクル出来れば、きっと気持ちもよくなるはずです。


では、リサイクルの旅へいざ。


缶詰ですから、食べたり飲んだりしたあとは、軽く水で洗うとゴミ置き場にも汚れや匂いが残りません。生ゴミとの分別がまづ大切です。ちょっとしたみなさんの心遣いでその後の作業が気持ちよく出来るものです。


次に、缶詰をスチール缶とアルミ缶に分けてみましょう。


スチールの缶詰にはリサイクル表示がしてあります。円の矢印にスチールと書いているやつです。ここでアルミ缶では無いことを確認しましょう。今は技術がとても発達していて、スチール缶の材料も非常に良くなっています。メーカーそれぞれ最新の技術を織り込んで、軽くて丈夫なスチール缶を作っています。


また、蓋の部分も薄いのでアルミかなと思われる方もあるかも知れませんが、分らなかったら、冷蔵庫なんかにつけている磁石のクリップをつけてください。ほら、くっついたらスチールです。たまにスチールの缶にアルミの蓋が使われているものがあります。プルトップ缶で蓋が切り取られてしまうものは、蓋だけ分別して出して下さるといいのですが、スチールの飲料缶で蓋がアルミのものがあります。これはどうぞ気になさらないで、スチールのところに分別してください。最終的に溶かすところで、分離していきます。分離したアルミもアスファルトなどに使われるので、ちゃんとリサイクルの流れに乗ることが出来るのです。安心してください。


さて、こうして分別されたスチール缶は家庭と業務用(自動販売機などのそばにおいてあるリサイクルボックス)とありますが、自治体や民間処理業者を通じて集められ、資源化施設と呼ばれる所に集められます。44.9%が区市の施設、34.8%が民間業者の施設に搬入され、選別・プレス加工などされるようです。この施設に持ち込まれたスチール缶の87.5%がブロック状のプレスに加工されますが、みなさんも見たことありますよね。あれってどのくらいの数の缶なんでしょうね。


プレスされない場合はシュレッダー加工で粉々にしてしまいます。このとき、資源化施設でスチール缶を分別する方法は磁石による分別です。ほら、みなさんが最初にやったのと同じなんです。


そして、製鉄所に運ばれ、電炉や高炉と呼ばれるそれぞれ違う方法を使いながら、溶かされ鉄材となって生まれ変わるのです。


この、スチール缶のリサイクルで鉄を作ると、新しく鉄を作るのに比べて、エネルギーを75%も少なくてすむうえに、CO2の発生も82%少なくて済むんです。


このエネルギー節減量は愛知県名古屋市にほぼ匹敵する約90万世帯分の年間電力使用量を省エネできたことになり、CO2排出削減効果は北九州市の一般家庭約43万世帯の年間CO2排出量を削減する効果があるんです。凄いですね!(平成17年7月現在)


それでは、アルミ缶のリサイクルはどう行われるのでしょうか。


基本的にはスチール缶と同じです。アルミを分けて集めるのが私たちの役目といえるでしょう。アルミのリサイクルマークは三角の矢印の中にアルミと書かれています。


アルミはボーキサイトという原料から採りだされるアルミナを電気分解して作られます。このアルミ、軽く、さびにくく、熱伝道が良いというとても優れた特徴があります。缶ビールに使われるのも納得ですよね。

そして、ボーキサイトからアルミを作り出すのを100とするとアルミ缶からのリサイクルで作るエネルギーはなんとたったの3%で済むのです。すごい経済性です。


この経済効果を数字でみてみると、2004年度に回収、再生地金とされたアルミ缶260,965トンは、ボーキサイトから新たに地金を造る場合に比べて、33.29×109MJのエネルギーの節約になりました。

これは電力量に換算すると51.9億kwhになり、1都5県(東京都627万世帯、神奈川県 359万世帯、埼玉県 285万世帯、千葉県 258万世帯、栃木県89万世帯 茨城県 131万世帯)1,749万世帯に近い1,730万世帯の概ね1ヶ月の使用電力に相当したのです。凄いですね。


日本のアルミ缶のリサイクル率は2004年のデータで86.1%。スイス(91%)やノルウェー・アイスランド(91%)、スウェーデン(86%)(但し海外のデータは2002年)と並び高いリサイクル率を達成しています。


これは、スチール缶と同様、業界団体、自治体などの推進により分別回収が進んでいること。アルミ缶の特性から飲料缶に使われることが多いため、スーパーマーケットや生協などでの拠点回収がしやすいこと。また、同様の理由から自治会や学校、ボランティア団体による集団回収がしやすく、収益金が得られることなどから回収が進んでいることなどが、あげられます。


さて、アルミ缶の回収でいつまでも消えない誤解を紹介しましょう。


「アルミボトルのキャップは別にして出す」という誤解。

これは、蓋の内側にパッキンがついていたりしますから、アルミと一緒に出してはいけないんじゃないかというところから出た誤解でしょうか?ボトルの中を洗ったら、また蓋をして一緒にだしてくださっていいんです。キャップもアルミ。十分にリサイクル対象です。


リサイクルってとても素敵なことです。最近スーパーのレジ袋の有料化が伝わると、多くの人が買い物袋を持ってスーパーに出かけています。スーパーのビニール袋が登場したころ、買い物籠を持たずにいける店というのがうたい文句だった時がありました。原油高のせいかもしれませんが、何かほっとしています。資源の再利用だとか経済効果が高いとか言うことも出来ますが、もっと身近に、普通に物を大切にする気持ちを育てていけば、リサイクルは当たり前のことになっていって、それを楽しめるようになるかもしれません。「もったいない」という言葉も注目を浴びてますし。


缶詰のスチール缶もアルミ缶もそんなことを教えてくれる素敵な食品なのかもしれませんよ。



































スチール缶の
リサイクルマーク




 



「資源有効利用促進法」によって飲料用スチール缶・アルミ缶への表示が義務づけられ1991年から決定・施工されました。 
 

実は、食料缶詰には義務付けられていません。行政と生活の実体との差が見えます。  


食料缶詰では、各メーカーが消費者や販売会社の意見をもとに自主的に表示しているのです。      
 

















アルミ缶の
リサイクルマーク

















(社)食品容器環境美化協会が促進している統一美化マーク。(義務ではありません。)       

  

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